一般社団法人資源・素材学会 2021年度 春季大会

一般社団法人資源・素材学会 2021年度 春季大会

2021年3月8日〜3月10日オンライン開催
一般社団法人資源・素材学会 2021年度 春季大会

一般社団法人資源・素材学会 2021年度 春季大会

2021年3月8日〜3月10日オンライン開催

[1K0201-05-05]【招待講演】循環経済型ビジネスの実現に向けたサプライチェーンの連携と技術開発の方向性

○清水 孝太郎1(1. 三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社)
司会:柴田悦郎(東北大学)、本間 格(東北大学)

キーワード:

循環経済、非鉄製錬業、セメント産業、鉄鋼電気炉

使用済み製品等の中間処理(解体・破砕・選別)は、鉄のほか、貴金属や銅といった非鉄金属の回収を念頭においているものが多く、付随する製鋼・製錬忌避物質の除去や管理まで念頭に置いていないものが多い。中国政府による廃棄物の輸入規制以降、日本国内で処理しなければいけない使用済み製品やスクラップ等が増加しており、今後は破砕残渣や低品位基板等に忌避物質が集中し、鉄鋼・セメント産業等による資源循環を難しくさせる可能性がある。鉄鋼、非鉄製錬、セメントといった素材産業が互いに連携することに加え、中間処理事業者も巻き込んだ新たな事業者間連携(ビジネスモデルの部分的共有、メンバー間規格の導入、情報連携システムの構築)を進めることで、忌避物質に着目した新たな分離・選別を行うことができるようになる。各素材産業の原料要求仕様をもとに中間処理で満たすべき新たな解体・選別方法を見直しの上、中間処理業と各素材産業との間で発生している情報の非対称性を軽減する情報連携システムの確立を目指す。これは、従来よりも付加価値の大きい資源循環システムとなり、新たな循環経済型ビジネスともなる。