講演情報
[2K0301-08-03]走査トンネル顕微鏡を用いた黄銅鉱破砕面の超高空間分解能観察
○菊池 健矢1、黒川 修1、谷ノ内 勇樹2、宇田 哲也1 (1. 京都大学、2. 九州大学)
司会:芳賀一寿(秋田大学)
キーワード:
黄銅鉱、走査トンネル顕微鏡、破壊面、原子配列、表面構造解析
非鉄金属の選鉱・製錬技術の今後の飛躍的な発展には、その鍵となる反応現象についてのより深い理解が必要である。特に、浮選や浸出といった上流工程のプロセス技術の学術的理解に関しては、粉砕処理を経た鉱物表面における化学的・物理的現象について、高い空間分解能での精緻な把握が重要と考えらえる。そこで本研究では、このような微視的反応解析技術の確立に向けた基礎研究として、走査トンネル顕微鏡観察(STM: scanning tunneling microscopy)の有用性を調査した。具体的には、銅の主要鉱物である黄銅鉱の粗大結晶を試料として取り上げ、種々の条件での破砕処理と、超高真空雰囲気下における破砕面のSTMを実施した。その結果、破砕条件や観察手順によっては、破砕面の組織を原子分解能レベルで観察できることが示された。
