講演情報

[3K0101-09-05]ミャンマー北部の露天掘り金鉱山における酸性坑廃水抑制に向けた廃石の埋め戻し設計に関する実験的研究

○濵中 晃弘1、田頭 良浩1、笹岡 孝司1、島田 英樹1、松本 親樹2 (1. 九州大学、2. 産業総合技術研究所)
司会:福田大祐(北海道大学)

キーワード:

酸性坑廃水、ヒ素、金鉱山、廃石

酸性鉱山廃水(Acid Mine Drainage;以下AMD)問題とは,鉱山において岩石中に含まれる硫化鉱物と水・酸素が反応することで酸性化が引き起こされた鉱山廃水によって,高濃度の金属イオンが溶出し,河川や周辺環境に影響を与える世界的にも認識されている重大な環境問題である。本研究対象であるKyaukpahto金鉱山は露天掘り金鉱山であり,一部の廃石の堆積場よりAMDの発生が確認され,その堆積場にはAMDの発生ポテンシャルを有する廃石が埋め戻されていることが明らかとなった。また,AMDが発生していない堆積場には酸の中和能力を有する廃石が埋め戻されていることも確認された。そこで本研究では,そのような酸性水を中和する能力のある廃石を,酸性水を発生する廃石と混合することや層状に配置することで酸性水や金属イオンの溶出を抑制する工法に着目し,室内カラム通水試験を行うことにより廃石の埋め戻し設計に関して検討を行った。本報告では,その検討結果について述べる。