講演情報
[3K0201-07-06]溶媒抽出工程により得られる亜鉛電解液中に混入した有機物の定量
○金子 拓海1、細川 冬誠1、佐々木 秀顕1 (1. 愛媛大学)
司会:八木俊介(東京大学)
キーワード:
電解採取、溶媒抽出法、リサイクル
電炉ダストを原料とした亜鉛のリサイクルが実施されているが,電炉ダストに含まれるハロゲンが亜鉛電解液に持ちこまれると鉛合金アノードの溶解や設備の劣化などを引き起こすおそれがある.そのためリサイクル原料から亜鉛を抽出した液に含まれるハロゲンを除去する方法として溶媒抽出法が開発されている.この方法では抽出剤を含む有機相に亜鉛イオンを取り込ませ,続いて不純物を含まない硫酸に亜鉛イオンを逆抽出することで亜鉛電解液を作製する.しかし,このとき電解液には有機相の一部が混入するため,そのまま電解採取に用いると亜鉛の電析に悪影響が出るおそれがある.そこで本研究では,逆抽出工程を経て得られる電解液に混入した有機物が亜鉛の電析に及ぼす影響を定量的に理解することを目指し,有機物の混入量を評価する方法の探索から着手した.環境水に含まれる有機物の評価方法には,酸化還元滴定を利用した COD 試験が広く用いられている.本講演では,従来の COD 試験にもとづいて,亜鉛電解浴中の有機物が簡易的に評価可能かを調査した結果について報告する.
