講演情報

[3K0301-11-01]高度粉砕による炭酸化廃コンクリートからの骨材・セメントペーストの相互分離

○大西 真理子1、伊藤 輝1、大和田 秀二1、瀧澤 洸2、一坪 幸輝2、吉川 知久2、石田 泰之2 (1. 早稲田大学、2. 太平洋セメント株式会社)
司会:芳賀一寿(秋田大学)

キーワード:

セメントペースト回収、電気パルス粉砕、攪拌型粉砕(インテンシブミキサー)、炭酸化、粉砕速度論

建設廃棄物の多くを占めるコンクリートについては,従来,主として骨材のリサイクル技術(単体分離・物理選別)の開発が実施されていたが,その残渣となるセメントの有効利用についてはほとんど検討されてこなかった。本研究では,この骨材とセメントの単体分離をより高度化することにより,骨材のみでなくセメントをも高品質素材として回収し,その両者をコンクリート製造の原料として再利用することを検討する。特にセメントの再利用技術開発により,コンクリート製造プロセスにおける天然石灰石使用量の削減が図られ,CO2発生量の極小化を実現することが期待される。適用する主たる技術は,骨材とセメントの高度単体分離のための電気パルス粉砕,表面粉砕により骨材表面からセメントの微粉を回収する攪拌型粉砕である。この2つの高度粉砕による粉砕産物を元素分析し,骨材・セメントそれぞれの主な含有元素を用いて粉砕結果を評価し,粉砕速度論による考察を行った。またCO2循環を目的とし,コンクリートに炭酸化を施した。これも粉砕実験のフィード試料とし,炭酸化による粉砕挙動の違いについても明らかにした。