講演情報

[3K0401-07-03]米ぬかを用いた硫酸還元菌プロセスの実規模相当実証試験

○林 健太郎1、鷲尾 翼1、正木 悠聖1、濱井 昂弥1、酒田 剛1、金山 晃大1、堀内 健吾1、迫田 昌敏1、増田 信行1、佐藤 直樹1 (1. 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)
司会:菅原一輝(成蹊大学)

キーワード:

坑廃水処理、自然力活用型坑廃水処理、硫酸還元菌、実規模試験

現在、国内休廃止鉱山における坑廃水処理コスト等の削減を目的に、様々な自然力活用型処理技術のプロセスについて実用化に向けた研究が行われている。それら技術の内、微生物の活動を利用するプロセスについて、JOGMECでは鉄酸化菌や硫酸還元菌の活用するプロセスに着目し、これまでに毎分数L規模のパイロットスケール試験などを国内休廃止鉱山において実施してきた。今般、当該技術の実用化に向けた検討加速のため、鉄や亜鉛、銅、カドミウムを含む国内休廃止鉱山の坑廃水を対象に、流量が毎分100 L規模の実規模相当実証試験を開始した。当試験は鉄酸化菌の活動を主に利用する鉄酸化・除去プロセスと、硫酸還元菌の活動を主に利用する嫌気反応プロセスの2つのプロセスから成り、嫌気反応プロセスにおいては硫酸還元菌の活動に必要な有機物源として米ぬかとエタノールをそれぞれ添加する2系列となっている。本稿では、2020年10月から開始した米ぬかを添加する嫌気反応プロセスの実証試験結果について、通水初期のBOD・COD対策や硫酸還元菌による処理の経過について報告する。