[1K0201-08-08]低周波数超音波を用いたアミン溶液からの二酸化炭素の低温脱離
○大川 浩一1、北村 優弥1、加藤 貴宏1、菅原 勝康1(1. 秋田大学)
司会:藤井 孝志(産総研)
キーワード:
アミン溶液、CCS、超音波、脱離、炭酸カルシウム
火力発電所のように一か所で大量のCO2が発生する施設からの排出量を削減する技術として、二酸化炭素の分離・回収および地下貯留(carbon dioxide capture and storage (CCS))が注目されている。これは、モノエタノールアミン(MEA)などの化学吸収液を用いて、排出ガス中からCO2を選択的に回収した後、その溶液を加熱することでCO2を脱離し、純度の高いCO2としたのちに、それを地下の貯留層へ超臨界状態で圧入する技術である。化学吸収液としては、主に第一級アミンであるMEAが使用されているが、これは他のアミン系の吸収液と比較して、単位重量当たりのCO2吸収量が多く、反応性、価格面で優れているためである。しかしながら、CO2との反応性が高いがゆえに、吸収したCO2を気体(CO2(g))として脱離するには、液温を120°Cまで高める必要がある。そこで、我々は低温にて、MEA溶液からCO2を脱離することを目的として、超音波の利用を検討してきた。本発表では、アミン溶液からCO2を低温にて脱離することを目的として、超音波によってMEA溶液から脱離するCO2の形態を明らかにするとともに、超音波と塩化カルシウム(CaCl2)を用いた場合のCO2脱離機構について検討した結果について述べる。
