講演情報
[2K0206-17-01](学生発表:修士課程) 一次元及び三次元凍結融解試験における支笏溶結凝灰岩の変形挙動
○野中 聡志1、児玉 淳一1、藤井 義明1、福田 大祐1、中村 大2 (1. 北海道大学、2. 北見工業大学)
司会:芳賀 一寿(秋田大学)
キーワード:
凍結融解、支笏溶結凝灰岩、変形、X線CT、耐久性評価
寒冷地における岩石・岩盤構造物は、凍結融解作用を受けることにより次第に劣化していくが,気温の変化による温度の変化は構造物により異なる。岩盤斜面の温度変化は,岩盤表面から奥部に向かって一次元的に起こるのに対し,塀などに使用されている石材では、その周囲から中心に向かう三次元的な変化となる。したがって,凍結融解作用に対するこれらの構造物の耐久性の評価には,一次元的な温度変化に加え,三次元的な温度変化の下での検討が必要になる。本研究では,石材として北海道内で広く利用されている支笏溶結凝灰岩を対象に,一次元凍結融解試験と三次元凍結融解試験を実施し,その耐久性について評価した。一次元,三次元凍結融解試験ともに凍結時に岩石供試体の膨張挙動が確認されたが、P波速度と空隙率の変化は小さかった。供試体表面に小さな剥離が確認されたものの、X線CTによる供試体内部の観察では,亀裂の発生・進展は見られなかった。以上のことより、支笏溶結凝灰岩は,凍結融解作用に対する耐久性が非常に高い岩石であると考えられる。
