講演情報
[2K0401-08-07](学生発表:修士課程) 鉛の電析形態におよぼす添加剤の影響の経時変化
○奥寺 俊暉1、関本 英弘1、岩渕 仁那1 (1. 岩手大学)
司会:谷ノ内 勇樹(九州大学)
キーワード:
にかわ、ベッツ法、過電圧、電解精製
鉛の電解精製は、Betts法と呼ばれる、電解液にH2SiF6-PbSiF6溶液を用いる方法で行われている。電解液には電析形態を改善するため、析出する鉛を平滑化する効果があるにかわやAloin(アロエ抽出物)、結晶粒微細化効果があるリグニンスルホン酸(LS)などを添加している。電析形態が悪化すると電流効率の低下や鉛品位の低下を引き起こすため、添加剤の管理は操業上重要である。しかし、添加剤の管理を目視と経験に頼っているのが現状であり、添加剤の濃度や効果を定量的に評価するための指標が必要である。また、前述の添加剤は酸と温度により加水分解し、効果が落ちることが知られている。この経時的な劣化に関して、CuやZnの電解工程ではいくつかの報告があるが、Pbの電解精製においては未だ報告がない。また、Pb電解液中の添加剤濃度はCuやZn電解液中の濃度と比較して1 - 2桁大きいため、CuやZn電解の知見が直接適用できるか不明である。本研究は、添加剤の効果の経時劣化について定量的に評価することを目標としている。本発表では電解液中のにかわが電析形態に与える影響の経時変化について調べた結果を報告する。
