講演情報
[3K0307-13-04]静岡県土肥地方の金山遺構について
○伊藤 佳世1 (1. 甲斐黄金村・湯之奥金山博物館)
司会:久間 英樹(松江工業高等専門学校)
キーワード:
金山、近代鉱山、伊豆、土肥金山、天正金鉱
静岡県伊豆市に位置する土肥金山は、江戸期と明治~昭和期の2期にわたって栄えた金山である。1965(昭和40)年の閉山後、土肥マリン観光株式会社によって整備され、現在、坑内の一部を観光坑道として公開している。この土肥金山から南へ300m下った先には、龕附天正金鉱がある。1577(天正5)年に採掘が始まったとされ、坑道奥に祭司的な意味を持つ「龕」を有している点が大きな特徴である。
今回、伊豆半島の鉱山群を構成する2つの金山について、土肥金山では非公開エリアを約2㎞踏査する機会を得ることができた。その結果、近代採掘の際に利用した機械類を中心とした遺構が比較的良好に残存していることが確認できた。具体的には坑道内の輸送用に利用されていたトロッコ用の線路、転車台、立坑内昇降用の巻揚げ装置、排水処理用のポンプ装置、火薬庫跡等である。更に江戸時代の手掘跡もトロッコ路線の垂直方向に数か所確認することができた。また、天正金鉱においても観光坑道上部の山腹に露頭掘跡を確認することができた。本発表ではこれら遺構の画像データを元にして特徴等を説明する。
今回、伊豆半島の鉱山群を構成する2つの金山について、土肥金山では非公開エリアを約2㎞踏査する機会を得ることができた。その結果、近代採掘の際に利用した機械類を中心とした遺構が比較的良好に残存していることが確認できた。具体的には坑道内の輸送用に利用されていたトロッコ用の線路、転車台、立坑内昇降用の巻揚げ装置、排水処理用のポンプ装置、火薬庫跡等である。更に江戸時代の手掘跡もトロッコ路線の垂直方向に数か所確認することができた。また、天正金鉱においても観光坑道上部の山腹に露頭掘跡を確認することができた。本発表ではこれら遺構の画像データを元にして特徴等を説明する。
