講演情報

[2K0301-10-01](学生発表:修士課程) リチウムイオン二次電池の石灰水中での失活処理における正極での反応の調査

○竹村 育生1、岸本 章宏1、安田 幸司1、宇田 哲也1 (1. 京都大学)
司会:八木俊介(東京大学)

キーワード:

リチウムイオン二次電池、湿式プロセス、リサイクル、正極、石灰水

使用済みリチウムイオン二次電池 (廃LIB) のリサイクルの促進を目指し、我々のグループでは窒素雰囲気下、石灰水中で切断・破砕することで廃LIBを安全に失活するプロセスを研究している。本プロセスでは、廃LIBの負極に含まれる活性なLiが水と反応し、水素を発生しながら失活される。そのため、周囲の酸素濃度を低く保ち、多量の水中で処理することで急激な温度上昇を抑制すれば、廃LIBを安全に失活できると期待される。既に、充電済みの小型LIBを石灰水中で切断することで、水素発生を伴って失活できることが実証されている。ただし、このような失活処理における正極や電解液の反応については不明な点が多く、特に正極での水の酸化反応によって酸素が発生することが危惧される。本研究では、このような失活処理における正極の反応を明らかにするため、リチウム塩を含む石灰水に正極を単独で浸漬した際に発生するガスの分析および浸漬電位を測定した。