講演情報

[2K0301-10-09]銅電解精製を考慮したガルバニック対のアノード分極特性と形態のその場観察

○高崎 康志1、金児 紘征1、久保 雛乃1 (1. 秋田大学)
司会:佐々木秀顕(愛媛大学)

キーワード:

銅電解精製、アノード不動態化、ガルバニック腐食、その場観察、アノード分極

本研究では、銅電解精製におけるアノード反応を銅と不純物とのガルバニック対のアノード溶解とみなし、それを模擬した試料のアノード溶解に関する電気化学測定と形態のその場観察を行う。昨年度の春季大会では、これに関する予備実験の結果を報告したが、本報告では貴金属(Au、Ag)や卑金属(Zn、Sn)を用い、それらの金属線を銅棒に巻いたものとめっきしたものをガルバニック対として硫酸酸性硫酸銅水溶液中にてアノード分極実験を行い比較検討した。その結果、卑金属の時は、銅の不働態化領域で、その溶出電流が一定に流れ、高電位では酸素が発生しなかった。貴金属の時は、銅の不働態化領域では電気が流れないが、高電位で貴金属部分にて酸素が発生した。また、巻線とめっきでは基本的に分極特性は類似していたが、巻き線の方が目視できる変化は明確であった。