講演情報

[3K0109-12-03]玉野製錬所における高電流密度を志向した銅電解精製の取り組み

田中 聡一郎1、成田 誠1、雪谷 俊介1、○仁志 裕一郎1 (1. 日比共同製錬株式会社)
司会:黒川晴正(東京大学)

キーワード:

銅電解精製、高電流密度、周期的反転電解法、パーマネントカソード法、浮遊物質

銅電解精製において高電流密度操業は生産性向上のため重要であるが、アノードの不働態化や電気銅品質の悪化、電流効率の低下などの問題を引き起こす。
 日比共同製錬(株)玉野製錬所は、1972年に周期的反転電解法および湿潤ブスバーによって高電流密度電解工場として操業を開始した。操業開始から現在に至るまで高電流密度を志向しながら、同時に高い電流効率を実現するために、原理原則を基に様々な改善を実施してきた。近年では、パーマネントカソード法の導入により電流効率が改善され、さらに、カソード表面へのCuイオン供給安定化、ニカワ、チオ尿素、塩化物イオン等の添加剤比率の最適化、アノード及び電解液中の不純物コントロール等の操業管理強化を図り、電流密度320 A/m2で電流効率98%台を安定的に実現させた。本報告では玉野製錬所における高電流密度を志向した銅電解精製において、これまでの様々な取り組みについて報告を行う。