講演情報
[3K0307-13-07]世界の歴史と金の生産量
○井澤 英二1 (1. 九州大学)
司会:久間 英樹 (松江工業高等専門学校)
キーワード:
金生産量、古代・中世、金鉱床タイプ、金生産方式
人類がその歴史を通して生産した金の量はどれほどか。世界の産金量を、地域と時代毎に調べた研究は少ない。その中で、19世紀に発表されたAdolf Soetbeerの著書は、類を見ない総括的な研究成果である。しかし、この研究は15世紀末以降の生産量を対象としたものであって、日本や中国の産額は含まれていない。その後、Heinrich Quiring(1948)は世界の産金量を15世紀以前の古代・中世までさかのぼって示した。この数値は、その後の研究者に引用されている。ただし、日本や中国、インドの産金量は、根拠の不確かな値である。今回の発表は、古代・中世のアジアの産金量を再検討し、先人の示した数値と総合したものである。また、古代・中世に金が生産された鉱床の特徴と生産方式・技術について考察する。
