資源・素材2022(福岡)

資源・素材2022(福岡)

2022年9月6日〜9月8日福岡工業大学
資源・素材学会 年次大会
資源・素材2022(福岡)

資源・素材2022(福岡)

2022年9月6日〜9月8日福岡工業大学

[1105-25-02](学生発表:修士課程)APT 6500 / TBP混合抽出剤による塩酸水溶液からのPt(IV)及びPd(II)の溶媒抽出分離

○坂元 辰伎1、平井 崇太1、横田 晴海1、新苗 正和1(1. 山口大学)
司会:芳賀一寿(秋田大学)

キーワード:

溶媒抽出、APT 6500、TBP、Pt(IV)、Pd(II)

白金族金属(PGMs)は,その優れた特性から自動車 産業,化学産業,電機・電子産業や医療産業などで使用される先端材料にとって不可欠な物質である。PGMsを含有する鉱石や廃棄物に対して酸化剤を含む塩化物水溶液による浸出を行い,浸出液から溶媒抽出法によりPGMsを分離回収するプロセスの研究開発が進められている。本研究では,酸性抽出剤であるAPT 6500と中性抽出剤であるTBPの混合抽出剤を用いてPt(IV)及びPd(II)の抽出性及びPt(IV)とPd(II)の分離性について検討を行った。APT 6500単独で使用した場合,Pd(II)の抽出性は非常に低くPt(IV)を優先的に抽出できるが,抽出剤濃度を増加してもPt(IV)の抽出能力に限界がある。一方,TBPを抽出剤とした場合,抽出剤濃度に比例してPt(IV)の抽出性は高くなるが,Pt(IV)の抽出性を高めるためにTBP濃度を高くするとPd(II)の抽出性も高くなり両金属の相互分離に難がある。そこで,APT 6500とTBPの混合抽出剤を使用してPt(IV)をPd(II)に優先して抽出分離することを試みた。