講演情報
[1306-24-15](学生発表:修士課程)チオエーテル部位を有する抽出剤の開発と貴金属の分離特性
○松葉 由莉1、山田 学1、山本 一毅1、芳賀 一寿1、柴山 敦1 (1. 秋田大学)
司会:安田 幸司(京都大学),松浦 宏行(東京大学)
キーワード:
溶媒抽出、貴金属、リサイクル
現在、貴金属は優れた性質を持つことから幅広い分野で利用されている。しかし、希少であるため廃製品からのリサイクルが必要不可欠となっている。貴金属のリサイクルにおける分離精製では、溶媒抽出法が広く用いられている。そこで、本研究ではAu(Ⅲ)とPd(Ⅱ)に対する親和性が報告されているチオエーテル基を有する抽出剤に着目し、より迅速な抽出速度を得るためにチオエーテル部位を4つ有する抽出剤について特性の評価を行った。特に、オルト体、メタ体、パラ体の位置異性体における抽出能力の違いについて調査した。
Au(Ⅲ)の抽出に関しては、すべての抽出剤で低濃度かつ短時間の振とうで抽出できることが確認された。Pd(Ⅱ)に関しては、オルト体では金と比較すると高濃度かつ長時間の振とうで抽出されることが確認され、メタ体とパラ体では第三相が形成されることから抽出剤としての利用については検討する必要がある。Au(Ⅲ)とPd(Ⅱ)の混合溶液において、オルト体を用いて低濃度かつ短時間の抽出でAu(Ⅲ)に対する選択性を示した。以上のことから、使用済み電子材料などを対象としたAu(Ⅲ)とPd(Ⅱ)の分離への活用が期待できる。
Au(Ⅲ)の抽出に関しては、すべての抽出剤で低濃度かつ短時間の振とうで抽出できることが確認された。Pd(Ⅱ)に関しては、オルト体では金と比較すると高濃度かつ長時間の振とうで抽出されることが確認され、メタ体とパラ体では第三相が形成されることから抽出剤としての利用については検討する必要がある。Au(Ⅲ)とPd(Ⅱ)の混合溶液において、オルト体を用いて低濃度かつ短時間の抽出でAu(Ⅲ)に対する選択性を示した。以上のことから、使用済み電子材料などを対象としたAu(Ⅲ)とPd(Ⅱ)の分離への活用が期待できる。
