講演情報

[1401-06-03]カルシウムアルミネート鉱物によるアルカリシリカ反応抑制に関する研究

○岩月 栄治1 (1. 愛知工業大学)
司会:鴨志田直人(岩手大学)

キーワード:

アルカリシリカ反応、カルシウムアルミネート鉱物、コンクリートの劣化

コンクリートの劣化現象であるアルカリシリカ反応(ASR)のメカニズムは、コンクリート中のアルカリ、骨材に含まれる不安定なシリカ及び水との化学反応によってアルカリシリケート生成物が生成され、生成物の吸水膨張による圧力によってコンクリートにひび割れを発生させるものである。この抑制対策は1986年に当時の建設省から、コンクリートのアルカリ量の規制、反応を抑制する混和材や混合セメントの使用、反応しない骨材の使用が提示され、以後の反応事例は減少したが、現時点で報告事例がある。しかし、近年はコンクリートの高強度化やプレストレストコンクリートによってセメント量が多くなる場合があり、新たな抑制手法の検討が望まれている。
本研究では、ASR生成物を非膨張性にする物質としてアルミに注目した。実験では合成したカルシウムアルミネート鉱物を、モルタル・コンクリートに添加して、ASR膨張を測定するとともに顕微鏡等を用いた微細な観察を行い、抑制状況を検討した。