講演情報
[2201-07-02]イミノジ酢酸系キレート樹脂における3価金属イオンの吸着挙動
○渡邉 寛人1,2、浅野 聡1、邑瀬 邦明2 (1. 住友金属鉱山株式会社、2. 京都大学)
司会:岸本章宏(京都大学)
キーワード:
スカンジウム、3価金属イオン、イオン交換、キレート樹脂、吸着
スカンジウムは、レアアース鉱石、ウラン鉱石、ラテライト型のニッケル鉱石等の製錬における副産物して回収される。ニッケル酸化鉱からHPAL(High Pressure Acid Leach)法を用いてニッケルを回収するプロセスの工程液にスカンジウムが含まれ、3価の陽イオンとして存在する。イミノジ酢酸系キレート樹脂Diaion™ CR11を用いて、3価の陽イオンであるSc3+、Cr3+、Fe3+ およびAl3+ の吸着挙動を調査した。吸着挙動は擬二次反応速度式に従い、Langmuir吸着等温式が成立することがわかった。室温での反応速度定数はFe3+が最も大きくFe3+ > Sc3+ >> Al3+ > Cr3+ の順であった。また、吸着反応の活性化エネルギーを算出した結果、Cr3+ が最も大きくCr3+> Al3+ > Fe3+ > Sc3+ の順であった。このような挙動から、スカンジウムを回収するには事前のFe3+ の除去や低温での反応が望ましい。本報告では、イミノジ酢酸キレート樹脂を用いた場合の3価の金属イオンの吸着挙動の詳細について述べる。
