講演情報
[2307-15-04]土壌CO2フラックスのベースライン策定を目的とした土壌特性の検討
○菅井 裕一1、小松 祐斗1、江﨑 丈裕1、Ronald Nguele1、佐々木 久郎2 (1. 九州大学、2. 未来工学研究所)
司会:藤井孝志(国立研究開発法人産業技術総合研究所)
キーワード:
CO2、土壌、フラックス、有機物、微生物
CCSにおいて地下からのCO2漏洩をモニタリングするためには、自然の土壌CO2と漏洩CO2とを区別して評価する必要がある。土壌CO2の放散量は季節の変化や天候の変化によって変動するため、土壌CO2放散量のベースラインを把握することが重要である。土壌CO2放散量は土壌特性の変化により変動すると考えられ、そのベースラインを把握するためには、土壌特性と土壌CO2放散量との関係を整理することが重要である。本研究では人為的に土壌特性を調整した人工土壌を用いてCO2フラックスを測定し、様々な土壌特性の幅広い変動に対するCO2フラックスの変動を検討した。土壌特性として、土壌温度、水分量、有機物量ならびに微生物量を変化させてCO2フラックスを測定した。その結果、これらの値が大きくになるにしたがって、CO2フラックスが大きくなり、これらの土壌特性がすべてCO2フラックスの変動に関わっていることが示された。実験結果から、温度、水分量、有機物量ならびに微生物量を変数としたCO2フラックスのベースライン予測式を導出し、これを用いて実フィールドの土壌CO2フラックスを精度よく予測できることを示した。
