講演情報

[2501-05-05]自然力活用型坑廃水処理実規模相当実証試験における嫌気反応プロセスの進捗報告

○正木 悠聖1、鷲尾 翼1、萩原 奏1、濱井 昂弥1、神谷 太郎1、堀内 健吾1、瀬元 祐希1、高本 宏介1、佐藤 直樹1 (1. 独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)
司会:中村謙吾(東北大学)

キーワード:

坑廃水、パッシブトリートメント、硫酸還元菌、SRB、硫化物

JOGMEC(独立行政法人石油天然ガス・金属鉱物資源機構)では国内休廃止鉱山における水処理費用削減等を目的として自然力活用型坑廃水処理技術の調査研究を行っており、鉄酸化細菌を活用した鉄酸化・除去プロセスと硫酸還元菌(以下SRB)を活用した嫌気反応プロセスについて2020年より実規模相当実証試験を実施している。嫌気反応プロセスでは、反応槽2槽にもみがらと石灰石の混合物を充填し、除鉄後の坑内水を合計100 L/minで導水し、SRBの硫酸還元反応を活用して坑廃水中の亜鉛等重金属を主に硫化物として析出除去している。2系列ある反応槽ではSRBが機能するための栄養源に着目し、一方には間接的栄養源として米ぬか、他方には直接的栄養源としてエタノールを添加している。両系列ともに溶解性亜鉛の除去は通年で非常に良好で、季節によって全亜鉛の除去性能に差異が確認できた。本報告では、2020年から継続実施している実規模相当実証試験の2年間の処理性能を報告する。