講演情報
[3406-12-02](学生発表:博士課程)IWRC 6×Fi(29)の素線断線状態が2段階張力S曲げ疲労試験の疲労寿命に及ぼす影響
○緒方 公俊1,2、山口 篤志1、山際 謙太1、佐々木 哲也1、泉 聡志2 (1. 独立行政法人労働者健康安全機構、2. 東京大学)
司会:井上新也(神鋼鋼線工業株式会社)
キーワード:
ワイヤロープ、IWRC、S曲げ疲労試験、2段階張力、素線断線
ワイヤロープは複数の素線をより合わせた複雑な構造物であり,クレーンやエレベータなどの機械構造物で広く使用されている.例えば,荷の巻上げや巻下げ時において,ロープは張力を受けながらシーブに沿って動き,摩耗や曲げ負荷を繰り返し受ける.この繰り返し負荷によりロープ内の素線が徐々に断線し,最終破断に至る.さらに,実機環境では,例えばつり荷の重量は荷役作業ごとに異なることから,ロープ張力は作業ごとに変動すると言える.したがって,変動張力下におけるロープの疲労寿命評価が必要である.そこで本研究では,変動張力下におけるロープの疲労寿命予測手法の確立を目的に,IWRC 6×Fi(29)を対象にした2段階張力のS曲げ疲労試験を実施し,張力変動と疲労寿命の関係を取得した.また,一定張力のS曲げ疲労試験の中断材の分解調査によって取得した素線断線状態と繰り返し数の関係から,素線断線状態が2段階張力の疲労寿命に及ぼす影響を評価した結果を報告する.
