[1K0301-10-08](学生発表:修士課程) LIBSソータによる鉄合金相互分離に関する基礎研究
―試料表面粗度,試料傾斜角および移動速度の影響―
○笛木 雄大1、大和田 秀二2(1. 早稲田大学 創造理工学研究科、2. 早稲田大学 理工学術院)
司会:松岡 光昭(関西大学)
キーワード:
LIBS 選別、ステンレス鋼、表面粗度、表面傾斜、移動速度
現在,鉄合金は大量に使用され,その多くが普通鋼や多種の鉄合金が混合した鉄スクラップとして廃棄されておる,それらの多くは元の鉄合金よりもグレードの低い製品へとカスケードリサイクルされている。これらの鉄スクラップ中の鉄合金を水平リサイクルするためにも,鉄スクラップ中の鉄合金と普通鋼を分離できる鋼種ごとの高度な選別手法を確立する必要がある。本研究では,昨年度の選別結果を踏まえ,その挙動の基礎研究として,ステンレス鋼に対して試料の表面粗度,傾斜角そして移動速度がLIBS分析結果にどのように影響するかを検討した。その結果,ステンレス鋼の発光強度に対する表面粗度の影響は,いずれの発光線においてもとほぼ同様の傾向を示すこと,傾斜角の影響は,原子線とイオン線で明らかに異なる傾向を示すこと,移動速度に関しては,0~3 m/sの範囲において発光強度には顕著な影響を与えないこと,などが分かった。発表では,これらの原因に関する考察についても触れる。
