[1K0414-19-04]硫酸還元菌を活用する坑廃水のパッシブトリートメントにおける有機物源による冬季の性能比較
○正木 悠聖1、鷲尾 翼1、萩原 奏1、濱井 昂弥2、神谷 太郎1、堀内 健吾2、瀬元 祐希2、高本 宏介2、佐藤 直樹2(1. 独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構 金属資源技術研究所
2. 独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)
2. 独立行政法人エネルギー・金属鉱物資源機構)
司会:沖部 奈緒子(九州大学)
キーワード:
坑廃水、パッシブトリートメント、硫酸還元菌、SRB、硫化物
JOGMECでは国内休廃止鉱山の水処理費用削減等を目的としてパッシブトリートメントの調査研究を行っており、硫酸還元菌(以下SRB)を活用した嫌気反応プロセスについて2020年より実規模相当実証試験を実施している。もみがらと石灰石の混合物を充填した反応槽2槽に計100 L/minの処理水を導水しSRBの硫酸還元能を活用して坑廃水中の亜鉛やカドミウム等を主に硫化物として析出除去している。2系列ある反応槽ではSRBが機能するための栄養源として一方には間接的栄養源として米ぬかを充填、他方には直接的栄養源としてエタノールを常時添加している。両系列ともに通年で処理水の溶存態亜鉛濃度は0.01~0.07 mg/Lにまで安定除去された。一方で懸濁態亜鉛濃度は、エタノール添加系列において厳冬期に最大7 mg/Lと高くなる傾向を確認し、坑廃水中の亜鉛イオンは主に硫化物として析出するものの、沈殿として槽内に捕捉されず系外に流出していると想定された。米ぬか充填系列では同様の現象が確認されなかったため米ぬかの存在が懸濁態を含む亜鉛の処理性を向上させると考えられたため、2022年秋にエタノール添加系列に少量の米ぬかを補助剤として投入した。本報告では冬季の亜鉛処理性能に着目して報告する。
