講演情報

[3K0101-07-04](学生発表:修士課程) 石炭加熱実験による石炭の品位がAE及びガスの発生に与える影響

○石井 悠真1、濵中 晃弘1、板倉 賢一2、島田 英樹1、児玉 淳一3、出口 剛太4、笹岡 孝司1 (1. 九州大学、2. 室蘭工業大学、3. 北海道大学、4. 地下資源イノベーションネットワーク)
司会:羽柴 公博(東京大学)

キーワード:

石炭地下ガス化、低品位炭、AE

石炭地下ガス化(Underground Coal Gasification: 以下、UCG)は,石炭層に注入孔および生産孔のボーリングを削孔し,地下の石炭層を原位置で燃焼・ガス化させることで,地表で水素メタン,一酸化炭素を主成分とする可燃性ガスを回収する技術である。これにより,これまで経済的・技術的な観点から回収できなかった未利用石炭資源が有効に利用することができる。UCGでは,高温領域の熱応力により炭層内の破壊が発生することから,破壊挙動に基づいた地下のガス化領域のモニタリングするために,破壊音(AE: Acoustic Emission)計測を用いた手法が着目されている。しかしながら,これまで高品位炭への本手法のAEの適用例についての検討ならびに考察が行われているものの,低品位炭への適用例は極めて少ない。
以上の背景から,本研究では,高品位炭に分類される瀝青炭ならびに低品位炭である褐炭を用いた加熱実験により,石炭の品位がAEと可燃性ガスの発生に与える影響について把握するとともに,低品位炭を利用したUCGによる地下のガス化領域のモニタリング手法としてAE計測を利用できると結論づけた。