資源・素材2023(松山)

資源・素材2023(松山)

2023年9月12日〜9月14日愛媛大学 城北キャンパス
資源・素材学会 年次大会
資源・素材2023(松山)

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2023年9月12日〜9月14日愛媛大学 城北キャンパス

[1501-09-04]使用済み家電製品から選別回収したプラスチックの機械的物性評価

○松尾 雄一1(1. 三菱電機株式会社)
司会者:上田 高生(産総研)

キーワード:

使用済み家電製品、混合プラスチック、エンジニリングプラスチック、機械的物性、比重選別

当社は、“循環型社会の形成”に向けて、使用済み家電プラスチックのマテリアルリサイクルに取り組んでおり、家電プラスチックの約80%を占め、比重が1.1未満であるポリプロピレン、ポリスチレン、アクリロニトリル-ブタジエン-スチレン共重合体について、関係会社に年間約15,000トンの処理能力を有する自動選別ラインを導入し、 “家電から家電への自己循環”を実現した。しかし、残りの約20%で比重1.1以上の材料は、エンジニアリングプラスチックが含まれているが、臭素系難燃剤や金属成分が含まれていることから、有効活用されていない。
本報では、比重1.1以上のプラスチックの有効活用を目的に、既存の選別方法でプラスチックを選別回収し、マテリアルリサイクル可能であるかを確認した。今回、比重1.1以上のプラスチックであるポリメタクリル酸メチル(PMMA)、ポリカーボネート、ポリアミド(PA)、ポリエステル、ポリアセタール等を回収して、機械的物性評価を行い、同材質の新材と物性比較を行った。その結果、引張破断伸びに低下はみられたが、弾性率や強度の低下が少ないことから、有効活用可能であることがわかった。しかし、PMMAの透明性やPAの選別に課題があることがわかった。