講演情報
[2601-08-01]高リン鉄鉱石中鉱物模擬試料の作製
○篠田 弘造1、飯田 尚子1、三河内 岳2、村尾 玲子3、鈴木 茂1 (1. 東北大学、2. 東京大学、3. 日本製鉄株式会社)
司会者:芳賀 一寿(秋田大学)
キーワード:
リン酸イオン、goethite、Al置換、吸着、化合物生成
鉄鉱石の低品位化、劣質化に伴ってリン品位の上昇が予想されており、その対策が求められている。鉄鉱石は鉄成分として主にgoethiteおよびhematiteで構成されているが、リンの多くはgoethiteの微粒子集合部分に存在する。リンを含む鉄鉱石に対して還元熱処理やアルカリ水熱処理等、いくつかのリン除去処理プロセスが検討されているが、鉄鉱石中のリンは鉄鉱石形成過程や各種条件の違いにより複数の存在形態をとることが考えられる。各処理がどのような存在形態にあるリンに有効かを調べるためには、それぞれの存在形態の模擬試料の作製が有用である。本研究では、特にgoethiteとリン酸イオンを考え、実際の鉄鉱石中でみられるAlがFeの一部を置換したgoethiteに対する接触水溶液中のリン酸イオンの作用について検討した。純goethiteとAl置換goethiteを比較して、低pH水溶液への溶出特性やリン酸イオンの吸着あるいは化合物形成による固定量に対するAl置換の影響を調べ、純goethiteでは溶出しないpH条件でもAl置換goethiteからは一定のAlおよびFe溶出があることを確認した。
