講演情報
[3201-06-05](学生発表:修士課程)高温メタン発酵における加圧前処理の影響評価
○中井 瞭太郎1、楠田 啓2、日下 英史2 (1. 京都大学大学院、2. 京都大学)
司会者:武川 順一(京都大学)
キーワード:
高温メタン発酵、熱アルカリ処理、加圧前処理
メタン発酵とはバイオマスエネルギーの一種である。生ごみや下水汚泥など水分の多い有機性廃棄物からでもメタン菌の力を使ってメタンを主成分とするバイオエネルギーの生成が可能である。これまで当研究室ではメタン発酵プロセスの律速段階である難分解性成分の可溶化の促進を目的として、熱処理やアルカリ前処理の適用を検討し、発酵効率の向上を確認してきた。本研究では、従来の熱アルカリ前処理法に加え、加圧処理の適⽤性を試み、発酵効率への影響を検討することとした。具体的には、エネルギー作物の一種であるソルガムに対し、従来の熱アルカリ前処理に加えて圧力前処理を施した熱圧アルカリ前処理を適用し、高温メタン発酵を行った。発酵過程におけるガス発⽣挙動やpHの推移を検討した結果、熱アルカリ前処理と熱圧アルカリ前処理との⽐較では、熱圧アルカリ前処理においてより多くのメタン発⽣量が認められ、圧⼒前処理の効果を期待できる結果が得られた。この理由として、ソルガムに含まれる難分解性成分のリグニンを除去する熱アルカリ処理の効果が加圧によって促進されたからではないかと推察している。
