講演情報

[3409-14-02](学生発表:博士課程)LIBの湿式リサイクルに向けたAl3+イオンによるPF6-イオンの分解反応機構の解析

○宮下 匠人1、安田 幸司1、宇田 哲也1 (1. 京都大学)
司会者:八木 俊介(東京大学)

キーワード:

リチウムイオン電池、廃水処理、リサイクル

使用済みリチウムイオン二次電池 (廃LIB) の新たなリサイクル手法の確立に向け、我々のグループでは窒素雰囲気下、石灰水中で切断・破砕することで廃LIBを安全に失活し有価元素を回収するプロセスを研究している。本プロセスでは、廃LIB中の活性なLiを水中で穏やかに失活することができる。切断・破砕時には廃LIBから電解液が石灰水中へ溶出するため、工業的には電解液の成分である炭酸エステルやLiPF6を含有する廃水の処理方法が問題となる。中でも、LiPF6が電離して生成するPF6-イオンは希薄水溶液中では難分解性であることが知られている。そこで我々は、Al3+イオンによりPF6-イオンを廃水処理が容易なPO43-イオンとF-イオンに分解する方法を提案している。今回の発表では、その分解反応のメカニズムについて、詳細に調査した結果を発表する。