[2K0401-08-02]パッシブトリートメントにおける鉄酸化槽内充填物への石灰石混合による除鉄性能の改善と実規模相当実証試験への適用
○近藤 正隆1、正木 悠聖1、萩原 奏1、井口 恒輝1、濱井 昂弥1、神谷 太郎1、瀬元 祐希1、奥村 維男1、佐藤 直樹1(1. 独立行政法人 エネルギー・金属鉱物資源機構)
司会:小山 恵史(九州大学)
キーワード:
坑廃水、パッシブトリートメント、鉄酸化プロセス、石灰石、実規模相当実証試験
JOGMECでは、国内休廃止鉱山の坑廃水処理コスト削減等を目的としてパッシブトリートメントの調査研究を行っており、鉄や亜鉛を含む酸性坑廃水を対象に、鉄酸化細菌を活用した鉄酸化・除去と硫酸還元菌を活用した嫌気反応の2段プロセスに関する実規模相当実証試験(流量100 L/min)を実施している。鉄酸化・除去プロセスの反応槽(鉄酸化槽)では2021年から、鉄酸化細菌の担持体及び析出した鉄酸化物を捕捉するための内容物として、もみがらを充填している。処理原水中に38 mg/L程度含まれる溶解性鉄は、2年以上に亘り、処理水中において平均8 mg/L程度まで低減されている一方、厳冬期には10 mg/L程度までの低減に留まっているため、鉄酸化槽での除鉄性能向上を目的として、pHの上昇効果が見込まれる石灰石を鉄酸化槽内のもみがらと混合した。小規模連続通水試験で得られたもみがらkouと石灰石の最適な混合重量比(1:4)を実規模相当実証試験に適用した結果、鉄酸化槽通過後水のpHが3.0から3.3程度まで上昇し、溶解性鉄の濃度は2 mg/L程度まで低下することを確認した。本発表では小規模試験における最適なもみがらと石灰石の混合重量比の検討結果及び、実規模相当実証試験への適用状況について報告する。
