講演情報

[3K0401-08-05]鉄鉱石中のリン賦存状態を模擬したオキシ水酸化鉄粒子試料の作製条件の検討

○篠田 弘造1、飯田 尚子1、三河内 岳2、村尾 玲子3、鈴木 茂1 (1. 東北大学、2. 東京大学、3. 日本製鉄株式会社)
司会:晴山 渉(岩手大学)

キーワード:

リン酸イオン、イオン吸着、金属イオン溶出、ICP-OES、XAFS

今後予想される鉄鉱石の劣質化に伴うリン品位上昇への対策が求められている。鉄鉱石中に含まれるリンの多くはgoethite微粒子集合部分に顕在することがわかっている。高リン鉄鉱石からのリン除去処理プロセスが検討中であるが、鉄鉱石中のリンは形成過程や形成後の環境条件により複数の存在形態をとり得る。各種リン除去処理が有効な存在形態を特定し、処理法の選択や処理条件の最適化を図るには、各々の存在形態を単独で含む、あるいは含有比既知の模擬試料を作製し提供することが有用である。本研究では特にgoethiteとリン酸イオンを主眼に、実際の鉄鉱石中に存在する、純goethiteおよびFeの一部がAlで置換されたgoethiteの接触水溶液pHに依存した溶出特性および溶存リン酸イオンの粒子表面への吸着・化合物形成作用についてICP-OES分析を用いて検討した。各条件で固定化されたリンの酸素を介したFeあるいはAlとの結合形態や構造などについてX線吸収分光を適用して評価した。それらの結果について報告する。