講演情報
[3K0401-08-06]ニッケルラテライト鉱のバイオ/ケミカルリーチングおよびその浸出メカニズム
○近藤 彰太1[修士課程]、Eladl Doaa1、沖部 奈緒子1 (1. 九州大学)
司会:晴山 渉(岩手大学)
キーワード:
ニッケルラテライト、バイオリーチング、ケミカルリーチング、鉄還元細菌、有機酸
近年のNi需要の増加や、Ni硫化鉱枯渇化の影響により、難溶解性Laterite鉱の資源化が求められている。本研究では、より環境負荷の低いLaterite鉱の湿式製錬法として、好酸性鉄還元細菌を利用した還元型バイオリーチングや、有機酸を金属浸出剤としたケミカルリーチングの有効性を検討した。また両者を組み合わせたバイオケミカル混合系も試験した。バイオリーチング試験では溶液中のFeはほぼFe2+であったことから、Goethiteから僅かに溶けたFe3+が微生物学的に還元され鉱物溶解反応が促進されたと考えられる。有機酸ケミカルリーチング試験では、クエン酸系ではFeがほぼFe3+として。一方、タンニン酸系ではFeがほぼFe2+として浸出することでNi浸出が促進されていた。つまり、クエン酸系ではFe3+-Cit錯体が形成、一方、タンニン酸系では多数のヒドロキシ基による還元作用によりFe2+-Tan錯体が形成することで鉱物溶解が進んだと思われる。バイオケミカル混合系ではわずかに相乗作用が見られ、バイオクエン酸系で最大のNi浸出が見られた。
