資源・素材2024(秋田)

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2024年9月10日〜9月12日秋田大学 手形キャンパス
資源・素材学会 年次大会
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[1201-06-04]白木谷鉱山 自社で行う残壁軟弱黒色頁岩部対策について

○宮地 克也1(1. 四国鉱発株式会社)
司会:高木裕治(石灰石鉱業協会)

キーワード:

黒色頁岩、斜面安定化対策、水抜き穿孔、排水工、表面抜き替え

白木谷鉱山は高知県南国市にある石灰石鉱山で、昭和35年より開発が始まり、現在は鉄鋼・化学・土木用の石灰石を年間60万~80万トン採掘している。
地質は秩父帯ペルム紀付加コンプレックス(原ほか,2018)で、採掘対象の石灰岩周囲には混在岩基質である黒色頁岩が存在し、近年の切羽拡張に従い、採掘後に形成される残壁にはそれら黒色頁岩が広く露出するようになってきた。
この黒色頁岩内部には剥離性のある面構造が多く、流れ盤であればその面に沿って崩壊しやすいことは言うまでもないが、受け盤であっても風化しやすく粘着力が低い性状から残壁の表層崩落が懸念される。
白木谷鉱山では2003年より、「水抜き穿孔」(発破火薬装填孔の穿孔機を使い残壁に上向き穿孔を行い内部の水を排除)と、「表面抜き替え」(黒色頁岩の軟弱部を掘削除去し良質土砂と入れ替え転圧)を実施し、残壁の安定性向上を実現してきた。いずれの手法も、自社オペレーターによる自社保有の機械を使うもので、特別な調査や機械の購入、外注も不要で、いつでもすぐ簡単に始められるものである。
白木谷鉱山のこれら残壁軟弱黒色頁岩部対策について手法や成果を報告する。