資源・素材2024(秋田)

資源・素材2024(秋田)

2024年9月10日〜9月12日秋田大学 手形キャンパス
資源・素材学会 年次大会
資源・素材2024(秋田)

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2024年9月10日〜9月12日秋田大学 手形キャンパス

[1301-09-05]Mn含有坑廃水に対するMn酸化菌を活用した接触酸化プロセスによるパッシブトリートメント実証試験の処理性能について

○瀬元 祐希1、濱井 昂弥1、正木 悠聖1、池田 真奈美1、奥村 維男1、宮田 直幸2、保高 徹生3、片山 泰樹3(1. エネルギー・金属鉱物資源機構、2. 秋田県立大学、3. 産業技術総合研究所)
司会:有馬 孝彦(北海道大学)

キーワード:

坑廃水、パッシブトリートメント、Mn酸化細菌、接触酸化プロセス、休廃止鉱山

休廃止鉱山における坑廃水処理の省エネルギー化、省力化は重要な課題であり、当該課題の解決に期待されるパッシブトリートメント(以下、PT)技術の開発・導入が求められている。坑廃水処理の対象であるMnへのPTの適用にあたっては、Mn酸化菌を活用した接触酸化プロセスの実証試験(反応槽0.7 m3規模)が2021年から実施されてきたが、今般大規模な実証試験(反応槽10 m3規模、最大流量約2 L/min)を実施することで性能評価を行った。試験系は2槽直列、前段に石灰石、後段にひも状ろ材を充填した槽で構成されており、各槽においてはMn酸化菌を活用しつつMnをMn酸化物として析出・除去することを狙いとしている。PT実証試験を実施したところ、通水開始から一定期間経過後、坑廃水中に60 mg/L程度含まれる溶解性Mnは、処理水において排水基準値以下に低減されたことから、Mn処理に対するプロセスの有効性を見出せた。また冬季の3℃程度の低水温環境下であっても、本プロセスによる一定のMn処理性が確認されたほか、Mn負荷量の調整により十分なMn処理が可能であることが示唆された。本報告では、Mn酸化菌を活用したPT実証試験の処理性能について述べる。