[1K0301-06-03]角型硫黄溶融槽における槽内撹拌状態の改善
○田中 雄大1、山本 堅士1、佐藤 勝輝1、杉田 泉1(1. 住友金属鉱山株式会社)
司会:岸本 章宏(京都大学)
キーワード:
電気ニッケル、MCLE、MS、硫黄生産、槽内撹拌
当社ニッケル工場は、国内唯一の電気ニッケル生産工場であり、独自の湿式塩化浴製錬法であるMCLE(Matte Chlorine Leach and Electrowinning)法を用いている。2005年にはフィリピンにて自社原料となるMS(Mixed Sulfide、Ni/Co混合硫化物)の生産を開始し、MS原料の生産量増加に合わせてニッケル工場の生産能力を36,000t-Ni/年から65,000t-Ni/年へと増強した。
ニッケル工場の原料は硫化物であるため、電気ニッケルを生産する際には副産物として硫黄を回収しており、上述した電気ニッケル生産能力増強時には、同時に硫黄処理設備の増強が必要であった。硫黄処理設備では、原料を塩素浸出した後に生じる浸出残渣を遠心分離機で固液分離した後に硫黄溶融槽へ投入し、蒸気蛇管で硫黄の融点まで加熱することで硫黄を溶融して回収するが、増強した設備では硫黄の溶融が十分に進まない問題が発生した。この原因を解明するためにシミュレーション解析や模擬試験設備を用いて調査し対策を検討した結果、硫黄溶融槽の撹拌機を改良することで理想的な撹拌状態を作り、設備能力である硫黄処理を達成することができた。
本報告では、増強した硫黄溶融槽の問題解決のために実施した調査および撹拌機改良による槽内撹拌状態の改善について報告する。
ニッケル工場の原料は硫化物であるため、電気ニッケルを生産する際には副産物として硫黄を回収しており、上述した電気ニッケル生産能力増強時には、同時に硫黄処理設備の増強が必要であった。硫黄処理設備では、原料を塩素浸出した後に生じる浸出残渣を遠心分離機で固液分離した後に硫黄溶融槽へ投入し、蒸気蛇管で硫黄の融点まで加熱することで硫黄を溶融して回収するが、増強した設備では硫黄の溶融が十分に進まない問題が発生した。この原因を解明するためにシミュレーション解析や模擬試験設備を用いて調査し対策を検討した結果、硫黄溶融槽の撹拌機を改良することで理想的な撹拌状態を作り、設備能力である硫黄処理を達成することができた。
本報告では、増強した硫黄溶融槽の問題解決のために実施した調査および撹拌機改良による槽内撹拌状態の改善について報告する。
