[1K0401-04-01]Frotet金探鉱プロジェクトにおける予察的選鉱試験について
○田中 ゆう1、島田 啓正1(1. 住友金属鉱山株式会社)
司会:髙橋 達(JOGMEC)
キーワード:
金鉱石、テルル金銀鉱、シアン浸出
Frotetプロジェクトはカナダ・ケベック州に位置する金探鉱プロジェクトであり、2024年11月現在、住友金属鉱山の子会社であるSumitomo Metal Mining Canada Ltd.(以下、SMM Canada社)が権益100%を保有する。2020年にプロジェクト南部Regnault地区で実施したスカウト試錐では、20RDD007孔における孔長29m、金品位8.47g/tの着鉱をはじめとし、石英脈を主体とした鉱化を捕捉しており、その後も探鉱を継続している。2022年には、20RDD007孔の近傍に同孔と平行な試錐を掘進し、選鉱試験用試料を採取した。住友金属鉱山では、本試錐コア試料のうち鉱体としての連続性が認められた約60 kgを対象に、予察的な鉱物解析および選鉱試験を行った。Frotet試料に含まれる主な金鉱物はテルル金銀鉱、自然金、エレクトラムであり、全泥シアン浸出においてテルル金銀鉱は自然金やエレクトラムよりも浸出しにくい傾向が確認された。一方で、浸出条件最適化により金および銀浸出率は最大でそれぞれ93.3%、90.5%となったことから、予察的な評価としてシアン浸出処理に適した鉱石性状であると考えられる。今後は全泥シアン浸出だけでなく、様々な選鉱方法の検討を行う必要がある。
