[1K0401-04-04]遠隔自動走行LHDの試験導入
○小笠原 宏幸1、渡辺 大志1(1. 住友金属鉱山株式会社)
司会:才ノ木 敦士(熊本大学)
キーワード:
遠隔自動走行LHD、採鉱作業の安全性、作業効率向上、菱刈鉱山
菱刈鉱山において、坑内作業の安全性向上、作業環境の改善と効率化を目的として、LHD(ロードホールダンプ)の遠隔自動化試験を実施した。本試験では、坑内にWi-Fiを用いたネットワークを構築し、Sandvik社のAutoMineシステムのLHDを採用し、自動走行および遠隔操作の性能を評価した。AutoMineシステムはLiDARスキャナーを用いて坑道形状と走行ルートを記録し、自動走行を実現するもので、作業担当者は遠隔操作席から監視・操作を行う。接近検知システム、進入・逸走検知システム、および緊急停止ボタンの動作を検証し特定の資格を有し、適切なトレーニングを受け、認定を受けた者に作業を限定することで安全を確保しながら試験を行った。試験の結果、AutoMineを用いた作業は手動操作よりも効率的であることが確認され、作業担当者からのフィードバックも良好で、作業環境の改善も高く評価された。今後の課題として、通信インフラの設置工事や操作可能な作業担当者の増員が挙げられる。これらの課題を解決しつつ、複数台のLHDの同時操作や昼休みの稼働について試験を継続し、さらなる作業効率の向上を目指す。
