[2K0101-08-01]岩石の残留強度の時間依存性を求めるためのひずみ速度切り替え多段階三軸圧縮試験における載荷履歴の影響
竹内 洋翔1、○藤井 義明1(1. 北海道大学)
司会:武川 順一(京都大学)
キーワード:
時間依存性変形挙動、封圧、載荷履歴、残留強度、多段階三軸圧縮
ひずみ速度切り替え多段階三軸圧縮試験により、一本の供試体から、岩石の残留強度の載荷速度依存性を表わすパラメータ-n’を求めることができる。しかしながら、多段階三軸圧縮試験では、応力経路が結果に影響を及ぼす可能性があり、本研究は、これを明らかにすることを目的とする。そのために、支笏溶結凝灰岩・来待砂岩・稲田花崗岩について応力経路の異なるひずみ速度切り替え多段階三軸圧縮試験を実施した。それぞれの試験について、残留強度の載荷依存性を表すパラメータn’を求め、n’の封圧依存性と載荷履歴の影響について検討した。その結果、n’の封圧依存性は供試体のばらつきの範囲内程度であり、明らかな載荷履歴の影響もみられなかった。したがって、岩盤構造物の設計において、n’の封圧依存性を考慮する必要性は大きくなく、n’の載荷履歴依存性を考慮せずにひずみ速度切り替え多段階三軸圧縮試験で大きな封圧依存性がないことを確認する程度でよいと考えられる。一方、n’に対する含水の影響は大きく、岩盤構造物の設計において考慮すべきと思われる。
