一般社団法人資源・素材学会 2025年度 春季大会

一般社団法人資源・素材学会 2025年度 春季大会

2025年3月12日〜3月14日千葉工業大学 津田沼キャンパス
資源・素材学会 年次大会
一般社団法人資源・素材学会 2025年度 春季大会

一般社団法人資源・素材学会 2025年度 春季大会

2025年3月12日〜3月14日千葉工業大学 津田沼キャンパス

[2K0301-07-02]陽極酸化法によるヨウ素酸イオンの生成とその制約条件

○谷ノ内 勇樹1、久保田 涼介1、中野 博昭1(1. 九州大学)
司会:安達 謙(東北大学)

キーワード:

アルカリ溶液、陽極反応、ヨウ化物イオン、ヨウ素酸イオン、不動態化

著者らの研究グループでは、ヨウ化カリウム添加アルカリ水溶液の電解を利用して、非鉄有価金属の浸出液と水素を同時製造することを検討している。この電解では、陽極においてヨウ化物イオンをヨウ素酸イオンへと酸化する。本研究では、高電流密度でのヨウ素酸イオンの生成を目指し、浴組成等について適切な条件を調査した。浴中のヨウ化カリウム濃度の増加は、ヨウ化物イオンのアノード酸化の拡散限界電流を増加することから、高電流密度電解に寄与する。しかしその一方で、ヨウ化カリウム濃度の増加は、陽極の不動態化を誘起した。この陽極の不動態化は、電極表面を固体のヨウ素酸カリウムが被覆することによって起きていた。各種浴中での溶解度測定の結果、ヨウ化カリウム濃度の増加が不動態化を誘起する一因は、塩析効果によるヨウ素酸カリウムの飽和溶解度の低下であることが示された。