[2K0301-07-03]使用済みリチウムイオン電池の水中破砕廃液に対する有機物除去プロセスの構築に向けた電解酸化の適用性評価
○安田 拓海1、宇田 哲也1(1. 京都大学)
司会:安達 謙(東北大学)
キーワード:
リチウムイオン電池、リサイクル、有機物除去、電解酸化
当グループでは、リチウムイオン電池(LIB)のリサイクルプロセスにおける失活処理として、窒素雰囲気下での水中破砕を提案している。本手法では爆発の三要素である酸素・可燃物・点火源が揃わない環境が整えられており、安全な失活法といえる。一方、LIBの電解液に含まれる溶媒や添加剤などの有機物が処理水に混入するため、廃液の化学的酸素要求量(COD)の観点から有機物を除去するプロセスが必要である。溶媒に由来する有機物についてはオゾンの吹込み(オゾン処理)により酸化除去が可能であることをこれまでに報告した。ただし、高効率なオゾン処理のためには、処理水のpHを強アルカリに維持せねばならず、pH調整のための薬剤コストがかかる。そこで、高pHでなくとも処理が可能である有機物除去法として、電解による酸化処理(電解酸化)に着目した。本研究では、溶媒由来の有機物について電解酸化を行い、オゾン処理の結果と比較しつつ、電解酸化の適用性を実験的に評価した。また、溶媒由来の有機物の他に、電解液に使われる添加剤も除去対象として実験を行ったので、その結果を報告する。
