講演情報

[3K0107-16-05]資源端のシステム境界を持つ全元素のTMR(関与物質総量)の算定

○原田 幸明1 (1. (一社)サステイナビリティ技術設計機構)
司会:才ノ木 敦士(熊本大学)

キーワード:

関与物質総量、資源端、全元素、大規模言語処理AI、オープンアクセスデータ

関与物質総量(TMR)は物質やそれからなる製品が、どのくらいの地球環境圏との関わりを持って得られているかを示す量であり、資源の採掘や水の使用等を通じて、土石、水などに変化を与えた総量を示す量である。このTMRは様々な物質や製品に対して、資源採掘の背後にある鉱山廃棄物なども含めた、その天然資源依存度を量として示すことができ。われわれの人間活動がどれだけ地球環境圏に支えられているかをはあつすることができる。しかし、このTMRの算定には資源採掘の現場情報の把握や、その後の加工プロセスにおける溶媒等のプロセス物質の使用、さらには廃棄物の処理などの総合的情報が必要であり、その算定例は限られていた。また、情報を地球環境圏と人間経済圏の界面である資源端までもとめることが難しかったため、LCAでいうシステム境界の発想で、情報収集が容易な部分のみの限定的な算定になっていた。本研究では大規模言語処理型AIを活用し、さらにそれを専門家知識とコラボさせることにより、究極のシステム境界である資源端まで算定範囲を拡大し、全元素に対する関与物質総量を得ることができたので、それを報告する。