講演情報

[3K0301-02-02]晶析スクラバーのエリミネーター湿潤化および循環水量の最適化による除塵効率の向上

○秋山 尚輝1、猿渡 元彬1、小出 克将1、永井 啓明1、天野 道1、西川 勲1 (1. 住友金属鉱山株式会社)
司会:川村 茂(秋田大学)

キーワード:

シミュレーション、流体計算、粉体計算、硫酸ニッケル、スクラバー

住友金属鉱山(株)播磨事業所では、ISP法による亜鉛・鉛製錬からの事業転換を経て、2014年から硫酸ニッケルを生産している。播磨硫酸ニッケル製造プロセスでは、ニッケル・コバルト混合硫化物を原料とし、オートクレーブによる高圧酸化法によりニッケル・コバルトなどの有価金属を液中に浸出させた後、溶媒抽出でコバルトを分離する湿式製錬プロセスにて硫酸ニッケル液を精製、その一部を晶析することで硫酸ニッケル結晶を製造している。この晶析工程において真空蒸発缶より連続的に排出する硫酸ニッケル結晶は、流動層乾燥機にて熱風を吹付けることで乾燥しており、乾燥機の排気に含まれた微細な硫酸ニッケル結晶紛を回収するようスクラバーによる除塵を行っている。
本報告では、硫酸ニッケル結晶乾燥工程におけるスクラバー設備に着目し、計算ソフトAnsys FluentおよびAltair EDEMを使用したシミュレーション計算による、スクラバー設備のエリミネーターおよびスプレー状態の改善を通した除塵効率の向上の取り組みについて報告する。