講演情報
[3K0408-16-04]加圧酸分解法による 耐熱陶器廃棄物からのリチウム資源回収
○増山 和晃1、西山 亨1、橋本 典嗣1、林 茂雄1、新島 聖治1、松浦 真也1 (1. 三重県工業研究所)
司会:高崎 康志(秋田大学)
キーワード:
リチウム、加圧酸分解法、耐熱陶器廃棄物
四日市萬古焼の主力製品である土鍋等の耐熱陶器は,耐熱衝撃性向上のためペタライトを使用しており,酸化リチウム換算で2%程度のリチウムを含有している。近年の電気自動車(EV)の拡大に伴い,リチウム資源回収への関心が高まっており,耐熱陶器廃棄物からリチウムを回収する意義は大きい。金属が含まれた廃棄物から金属を抽出するには,一般的に溶媒に試料を溶かす溶解法が用いられ,主に常圧酸分解と加圧酸分解がある。本研究では,耐熱陶器廃棄物に対し加圧酸分解容器を用い,硫酸,塩酸,硝酸による検討を行った。その結果,酸濃度と反応温度を制御することにより耐熱陶器廃棄物中に含まれるほぼ100%のリチウムを抽出することが可能であった。特に,常温酸分解では溶解が困難な塩酸については加圧酸分解による溶解法が優位であることが明らかとなり,精製コスト低減の可能性が示唆された。
