講演情報

[3K0408-16-06]硫酸法による耐熱陶器廃棄物からのリチウム資源回収時の不純物・微量元素の動態調査

○西山 亨1、橋本 典嗣1、増山 和晃1、林 茂雄1、新島 聖治1、松浦 真也1 (1. 三重県工業研究所)
司会:高崎 康志(秋田大学)

キーワード:

リチウム抽出、耐熱陶器廃棄物、硫酸法、ペタライト、ICP発光

四日市萬古焼では1960年代に,耐熱衝撃性を向上させるため土鍋等の耐熱陶器の開発を行ってきた。そのため現在は国産土鍋の全国シェア80%以上となり,耐熱陶器の土鍋は主力製品となっている。耐熱衝撃性を向上させるためには原料としてリチウム含有鉱石のペタライトを使用しており,そのため耐熱陶器には酸化リチウム換算で2 %程度含有している。焼成時に不良となった耐熱陶器廃棄物のリサイクル方法の一つとして,リチウムなどの有用な金属だけでも回収することが望まれている。

前回の報告では,焼成後に不良となった耐熱陶器廃棄物からの硫酸法によるリチウム資源の回収について検討を行い,炭酸リチウム単相で回収したことを発表した。

本研究では,硫酸法の各工程において耐熱陶器に含まれる不純物や微量元素を取り除くが,その工程中のリチウム以外の不純物や微量元素を,ICP発光分光分析装置を用いた測定により解明した。また,得られた炭酸リチウム単相中における不純物や微量元素についてもおおよその分析量を確認した。