[1101-09-01]AI画像解析による結晶率測定の自動化
○岩下 直樹1、井上 信太朗2(1. 住友大阪セメント株式会社、2. 秋芳鉱業株式会社)
司会:佐藤 晃(熊本大学)
キーワード:
DX、AI画像解析、品質管理、省力化
秋芳鉱山では、鉄鋼・化学用および骨材用の石灰石の品質を確保するため、結晶石混入率(結晶率)を一定以下に管理している。従来は目視と重量比による測定を行っていたが、測定精度と頻度に課題があり、安全側に偏った管理となっていた。その結果、原石の有効活用が難しく、現場作業の負担も大きかった。こうした課題を解決するため、AI画像解析を活用した結晶率の自動測定システムを構築・導入した。導入にあたっては、画像解析による結晶石の検出可否を検証し、画像内の面積比から結晶率を算出する手法を考案した。さらに、RPAと連携することで、測定結果に応じた設備の自動制御も実現した。精度向上のために、十分な数の教師データを用意し、実運用環境に適したモデルを構築した。本システムの導入により、測定精度と頻度が大幅に向上し、作業負担の軽減や原石の有効活用にもつながった。今後は港頭プラントへの展開に加え、現在進めているAIを応用した異物や大塊の自動検出システムの構築を推進し、品質管理の高度化と生産の効率化を目指す。
