講演情報

[2106-07-02]幌延国際共同プロジェクトにおける岩盤力学研究の現状

○青柳 和平1、田村 友識1、村上 裕晃1、早野 明1、尾崎 裕介1、大野 宏和1、石井 英一1 (1. 日本原子力研究開発機構)
司会:児玉淳一(北海道大学)

キーワード:

高レベル放射性廃棄物の地層処分、幌延深地層研究センター、岩盤力学、掘削損傷領域

国立研究開発法人日本原子力研究開発機構は、高レベル放射性廃棄物の地層処分に関する技術開発を行う幌延深地層研究計画を進めている。その一環で、処分場の設計、建設、操業に資する技術開発として、これまでに構築した調査・評価技術や工学技術の体系的統合を図り、処分技術として実証するために、処分坑道や処分孔の配置や廃棄体設置に関連する研究課題に取り組んでいる。なお、研究成果の最大化を図るため、現在進めている7か国10機関が参加する幌延国際共同プロジェクトを活用し、参加機関が有する知見を含めて幌延で得られた技術を統合することを目指している。本発表では、幌延国際共同プロジェクトの概要を述べるとともに、岩盤力学研究の最新の事例として、廃棄体設置や坑道や処分孔の配置の設定に必要となる情報として重要となる掘削損傷領域(EDZ)の発達に焦点を当て、深度500mの調査坑道を掘削するにあたってEDZの発達とその透水性を坑道掘削前に予測するとともに、予測結果を検証するために実施する地質観察や透水試験等の原位置試験の現状と速報を紹介する。さらに、EDZの水理力学特性の検証に向けた課題について述べる。