講演情報

[P056C]アルミナ珪酸塩鉱物の除去を目的とした鉄鉱石の高品質化に関する検討

○龍田 和樹1[修士課程]、芳賀 一寿1、山口 泰英2、樋口 謙一2、柴山 敦1 (1. 秋田大学、2. 日本製鉄株式会社)

キーワード:

浮遊選鉱法、鉄鉱石、アルミナ珪酸塩鉱物、浮選捕収剤

鉄製錬原料として生産される鉄鉱石の中には、Fe品位60 mass%前後を有するものの、脈石を10 mass%以上(SiO2+Al2O3で表記)含むものがある。脈石の主要成分であるアルミナ珪酸塩鉱物は、高炉でのスラグ量を増加させるため、5 mass%前後まで低減させる必要がある。本研究では試験対象としたFe品位60.5 mass%、SiO2+Al2O3品位11.2 mass%の鉄鉱石を粒度調整し、逆浮選による高品質化の可能性を検討した。まず45 µm以下の微細粒子を除去した後、アミン系捕収剤と浮選用補助剤としてコーンスターチ、キャッサバスターチを使用した逆浮選を行った。その結果、pH10でFe回収率90 %前後、SiO2+Al2O3除去率50 %前後を達成した。最終的に回収した鉄鉱石はFe品位が64.7 mass%、SiO2+Al2O3品位は6 mass%前後まで低減することがわかった。