講演情報

[P060C]長寿命陰イオン核種の移行抑制を指向したBi系MMOの開発とベントナイト混合の影響評価

○山下 雄大1[修士課程]、新井 剛1 (1. 芝浦工大)

キーワード:

TRU廃棄物、ヨウ素、地層処分、混合金属酸化物、ベントナイト

超ウラン核種を含むTRU廃棄物は,高レベル放射性廃棄物と同様に地層処分による長期隔離が検討されている.安全評価において,129-Iや79-Seなどの陰イオン性長寿命核種による被ばく線量が支配的であり,これらの移行抑制が重要な課題である.これらの核種は地質媒質や従来のバリア材料への収着性が極めて低いため,人工バリア構成材料に陰イオン吸着材を混合し,核種移行遅延性能の向上を図る手法が提案されている.先行研究より,層状複水酸化物(LDH)の有効性が示されたが,I⁻に対する選択性や熱安定性に課題が残されている.そこで本研究では,I-に対して高い選択性を示すと報告されているMg-Al-Bi系混合金属酸化物(MMO)に着目した.Bi系MMOは,表面酸化ビスマスの配位特性,陰イオン親和性及び構造再構築性により,安定かつ選択的な吸着挙動を示すことが期待される.本研究では,自製したBi系MMOに対して模擬陰イオン核種の吸着挙動を評価し,地層処分環境を模擬した高温条件下においても温度に依存せず安定した吸着性能を示すことを確認した.さらに,ベントナイトとの混合系における吸着挙動も検討し,Bi系MMOの地層処分への適用性可能性について考察する.