講演情報

[P062C]CMPO含浸吸着材を用いた抽出クロマトグラフィー法による高度レアメタル回収プロセスの構築

○蓮井 杏奈1[修士課程]、新井 剛1、 (1. 芝浦工業大学)

キーワード:

レアメタル、抽出クロマトグラフィー、CMPO、Y(III)、La(III)、Ce(III)、Nd(III)、Sm(III)、Dy(III)

脱炭素社会の実現に向け,レアメタルの安定供給が重要となっている.抽出クロマトグラフィー法は有機溶媒の使用が少なく装置の小型化が可能なため,経済的かつ安全な回収技術として注目されている.筆者らは,多孔性SiO₂粒子にスチレン・ジビニルベンゼン共重合体を被覆した担体に中性抽出剤であるOctyl (phenyl)-N,N–diisobutyl–carbomoylmethylphoshineoxide (CMPO)抽出剤を含浸担持した吸着材を用い,レアメタルの分離回収を目的とする抽出クロマトグラフィーシステムの開発に着手した.本研究では自製したCMPO抽出剤含浸吸着材に対する各種金属イオンの基礎的な吸着挙動を評価した.本研究の成果から,CMPO抽出剤含浸吸着材を用いることで塩酸水溶液から希土類イオンを効率的に回収可能であることが明らかとなった.さらに,温度および塩酸濃度を変化させることで,吸着性能は顕著に向上することが示された.本会では,CMPO抽出剤含浸吸着材充填カラムを用いたカラム試験により,希土類イオンの動的吸着・溶離挙動の評価結果についても報告し,CMPO抽出剤含浸吸着材のレアメタル回収プロセスへの適用性について評価する.