講演情報
[P065C]休廃止鉱山におけるネイチャーポジティブに向けた自然資本評価方法の基礎的検討
○佐山 友香1[学士課程],2、土山 紘平2、西方 美羽2、Tum Sereyroith2、松本 親樹2、山縣 三郎3、黒嶋 章太3、新開 啓3、保高 徹生1,2 (1. 北海道大学、2. 産業技術総合研究所、3. 三菱マテリアル株式会社)
キーワード:
ネイチャーポジティブ、植生、土壌、堆積場、休廃止鉱山
現在、ネイチャーポジティブに向けた国際的な取り組みが普及しつつある。2021年に「昆明・モントリオール生物多様性枠組」が採択され、日本においても30by30目標(2030年までに国土の30%以上を自然エリアとして保全)が目標に掲げられ、2025年に施行された「地域における生物の多様性の増進のための活動の促進等に関する法律」では、管理放棄地や開発跡地が生物多様性の回復・創出の対象地となった。本研究では休廃止鉱山の堆積場を対象に生物多様性の回復度を土壌・植生調査により評価することを目的とした。北海道地域に位置する鉱山Aの堆積場を調査対象とした。まず、堆積場及び周囲地域の過去から現在までの航空写真を用いて土地利用変化を調査した。次に、堆積場内の植生の違いから6エリア設定し、プロット内で植生調査と土壌採取を行った。植生に関しては植物の同定と種類ごとの被度測定を行い、土壌に関しては物理化学性の試験を実施し、エリアごとに関係性を整理した。その結果、中和殿物が表面に確認されたエリアでは重金属の影響を受けた可能性がある植物が多く確認された一方、有機物が表層に堆積したエリアでは多様な植物が確認された。
