講演情報

[P071C]"石灰石鉱山の緑化に向けたマメ科植物の生長に伴う窒素供給能の評価"

○坂本 研輔1[学士課程]、菅原 一輝1 (1. 北九州市立大学)

キーワード:

石灰石鉱山、マメ科植物、窒素供給能

日本では2025年3月の時点で総数444の鉱山が操業され、中でも石灰石鉱山の鉱山数は224に及び、100%の自給率を誇る資源である。石灰石の採掘は主に露天採掘で行われ、それに先行して剥土・剥岩作業が行われているため大規模な環境改変が伴う。そのため、採掘地の環境管理・環境修復が必要とされており、経済的かつ合理的な緑化方法が求められている。当研究室の先行研究では、生長の早い早生樹の1つである桐に着目し、石灰石鉱山へ緑化に向けた検討を行い、石灰石鉱山の土壌でも生育可能な樹種であることが確認された。さらに、未利用下水処理廃棄物である沈砂を肥料として桐の栽培試験を行ったところ、沈砂による栄養供給によって、植物の生長が均一化することが確認された。しかし、沈砂は無機栄養素の中でも窒素が不足していることも明らかになった。そこで本研究では、根粒菌による窒素固定を行うマメ科植物のクローバーの窒素供給能評価のために、実験室内でのポット栽培によるクローバーの生育の評価および生育後の土壌の分析、また実際の鉱山で沈砂を混合した土壌にクローバーを播種した土壌の分析結果について報告する。